ゆうちょ銀行の相続手続きでは、
2回の手続きがあるという点で、
他の銀行とは大きく違っています。

そのため、ゆうちょ銀行の相続では、
2回手続きを行う分だけ、
時間がかかるイメージがあります。

具体的な流れで言えば、
まず1回目の手続きでは、ゆうちょ銀行の窓口で、
相続確認表という3枚つづりの用紙に、必要事項を記入して提出します。

その後、1~2週間前後で、ゆうちょ銀行の相続センターから、
相続の必要書類についてのご案内書類が届きますので、
そのご案内に従って、必要なすべての書類をそろえます。

次に、相続に必要な書類(戸籍謄本等を含む)がそろった段階で、
1回目の手続きをしたゆうちょ銀行窓口に行って、
2回目の手続き書類を提出します。

その後、ゆうちょ銀行の相続センターで書類の審査が行われ、
不備や不足がなければ、1~2週間前後で、
代表相続人のゆうちょ口座に振り込まれるわけです。

以上のように、最短でも、全体で20日~1ヶ月程度の時間がかかり
もし、法定相続人が多かったり、必要な戸籍が多ければ多いほど、
さらに時間のかかる手続きとなっています。

では、ゆうちょ銀行の相続にかかる時間を、
できるだけ短くしたい場合には、どうすれば良いのかについてです。

通常の相続手続きの流れで進むと、上記のように、
1回目と、2回目の手続きを、
それぞれ行うことになってしまいます。

しかし、もし、この2つの手続きを1回で済ませることができれば、
その分、かかる時間も短くなるわけです。

そのため、1回目の手続きに必要な相続確認表3枚つづりの提出を、
2回目の相続に必要な書類の提出の時に、
同時に提出すれば良いことになります。

ただ、実際には、ゆうちょ銀行の案内では、
2回の手続きが普通に行われていますので、
1回で済ませるためには、通常とは違う流れになります。

そのため、1回ですべての書類を提出する時には、
ゆうちょ銀行の窓口の担当者に、
通常の1回目と2回目に必要な全ての書類を提出することを伝える必要があります。

具体的な書類としましては、

・ 相続確認表(3枚つづりで、本来なら1回目の手続きの時に提出する書類

・ 貯金等相続手続請求書

・ 相続に必要なすべての戸籍(除籍謄本と原戸籍も含みます)

・ 法定相続人全員の印鑑証明書

・ 亡くなった方のゆうちょ銀行のお通帳

以上の書類を、1回ですべて提出することで、
ゆうちょ銀行の相続にかかる時間をできるだけ短くすることが可能なのです。

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