ゆうちょ銀行(郵便貯金)の相続の必要書類については、
亡くなった人の遺言書の有無や、
遺産分割協議書の有無によっても違ってきます。

また、亡くなった人と、相続人との関係によっても、
人によって、必要な戸籍書類に大きな違いがでてくるのです。

ただ、ゆうちょ銀行 (郵便貯金) の相続に限らず、
人によって、相続の必要書類が多少違ってくるのは、
他の金融機関の相続手続きについても同じとなります。

なぜなら、遺言書を残している人もいれば、
残していない人もいますし、
それは亡くなった人の自由だからです。

遺産分割協議書についても、
不動産の名義変更を除けば、
作成する、作成しないは個人の自由だからです。

ただ、遺産分割協議書を作成していなければ、
通常、それに代わる書面の作成が必要になってきますので、
できれば、遺産分割協議書があった方が良い場合もあります。

では、まずは、亡くなった人の配偶者や子供が相続人の時の、
ゆうちょ銀行 (郵便貯金) の相続の必要書類についてです。

① 亡くなった人のゆうちょ銀行または郵便貯金の通帳

② ゆうちょ銀行の所定の相続確認表(相続関係図有り)、貯金等相続手続請求書

③ 亡くなった人の出生から亡くなるまでの戸籍謄本、除籍謄本、原戸籍

④ 法定相続人の戸籍謄本

⑤ 法定相続人全員の印鑑証明書

⑥ もし、遺産分割協議書を作成していれば、遺産分割協議書も必要です。

⑦ もし、亡くなった人に遺言書があれば、遺言書も必要です。

代表受取人の身分証明書(運転免許証や健康保険証の提示)

もし、相続に必要な除籍謄本や相続関係図がよくわからないという相続人の方は
相続手続きに必要な除籍謄本などの取り寄せに困っていませんか?
のページの方が、相続手続きの早期解決への道しるべとなるかもしれません。

次に、亡くなった人に子供がいないケースで、
亡くなった人の兄弟姉妹、または甥姪が相続人になる場合の、
ゆうちょ銀行の相続の必要書類についてです。

基本的には、亡くなった人に子供がいる場合の必要書類とほぼ同じですが、
必要な戸籍謄本や除籍謄本の範囲が大きく違ってきます。

① 亡くなった人のゆうちょ銀行または郵便貯金の通帳

② ゆうちょ銀行の所定の相続確認表、貯金等相続手続請求書

③ 亡くなった人の出生から亡くなるまでの戸籍謄本、除籍謄本、原戸籍

④ 亡くなった人の両親の出生から亡くなるまでの除籍謄本、原戸籍

⑤ 亡くなった人の祖父母の亡くなったことのわかる除籍謄本、原戸籍

⑥ 亡くなった人の兄弟姉妹の戸籍謄本

⑦ もし、兄弟姉妹の内で、亡くなっている人がいれば、
その人の出生から亡くなるまでの除籍謄本、原戸籍

⑧ すでに亡くなっている兄弟姉妹の子供(甥や姪)の戸籍謄本

⑨ 法定相続人全員の印鑑証明書

⑩ もし、遺産分割協議書を作成していれば、遺産分割協議書も必要です。

⑪ もし、亡くなった人に遺言書があれば、遺言書も必要です。

代表受取人の身分証明書(運転免許証や健康保険証の提示)

ざっと以上の書類が必要となります。
ただ、これらの書類については、ゆうちょ銀行(郵便貯金)の相続に限らず、
どこの金融機関の相続手続きでもほぼ同じです。

他の金融機関の相続手続きとの違いは、
相続手続き書面の様式が、
金融機関ごとに違うという点です。

ゆうちょ銀行では、1回目の手続きに相続確認表が必要で、
2回目の手続き時に、貯金等相続手続請求書が必要なのですが、
他の金融機関では、通常、相続届や相続手続依頼書といった書面となり、
1回の手続きとなっています。

もし、相続に必要な除籍謄本などがよくわからないという相続人の方なら、
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