最近のコンピュータ化されている戸籍については、
戸籍に記載されている文字が読めないということはほぼないのですが、
除籍や原戸籍などで手書きのものは、
文字や文章が読めないということもよくあることです。

手書きの除籍や原戸籍は、
その時の役所の担当者が手書きで記載しているので、
文字を書いた人がかなりの達筆であったり、
文字自体がつぶれて読み取れない場合など原因はいろいろあります。

中には、流れるように文字と文字がつながっていて、
何を書いているのかよくわからないといったこともあります。

そういった除籍を見た場合、
自分だけではどうすれば良いのか困ってしまいます。

もちろん、じっくりと一文字一文字を冷静に読めば、
何を書いているのかわかる場合もあります。

ただ、内容自体も古い内容なのに、文章自体も読みにくければ、
自分だけではお手上げになってしまうこともありえるでしょう。

そこで、取得した除籍や原戸籍の内容の文字が読めない時には、
取得した役所で聞いてみる方法があります。

役所の戸籍発行の窓口へ出向いて行って、
その除籍や原戸籍を直に見せて
読めない箇所には何を書いているのかを質問すれば、
普通の担当者であれば調べてもらえます。

その聞いた担当者の人が解読できなくても、
役所の戸籍発行の係りには年配の方やいろんな人がおりますので、
相談して教えてもらえることが多いからです。

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ただ、注意点としましては、
その読み取れない除籍や原戸籍の謄本を発行した役所に出向くことです。

謄本を発行した役所と違う役所に行っても、
わからないと言われるか、
謄本を発行した役所で聞いてくださいと言われることが多いからです。

やはり、その謄本を発行した役所の方が、
除籍や原戸籍に記載されている地名などにもより詳しいからです。

また、謄本を発行した役所が遠くて行けないということもあります。
その場合には、謄本を発行した役所に電話をしてみる方法もあります。

市区町村の役所の代表電話番号に電話をすれば、
大体、総合窓口の担当者が電話にでますので、
『戸籍の係りをお願いします』と言えば、
戸籍の担当課につないでもらえます。

戸籍の担当課につながれば、
あとは、発行してもらっている除籍や原戸籍の記載内容が読み取れないので、
教えてほしいと伝えて、その除籍や原戸籍の本籍と筆頭者を伝えて、
読み取れない箇所を伝えると、調べてもらえる場合が多いです。

非常に難解な場合には、半日くらいはかかかるかもしれませんが、
何らかの回答を電話でもらえると思います。

もちろん、全国にはたくさんの市区町村がありますので、
すべての役所で丁寧な対応をしてもらえるとは限りませんが、
除籍や原戸籍の内容で読み取れない部分がある場合には、
その謄本を発行した役所に聞いてみるのが一番早く、
かなり確かな方法の1つだと思われます。

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